インプラント概論

No.35当院で行われている根管治療について

当院で行われている根管治療について

最近の根管治療は変化してきています。
ラバーダムを装着して歯科用顕微鏡を使って治療するというものです。
いろんなホームページを見ていると最新の手技と設備をもって治療しないと根管治療がうまくいかないような記述も見受けられます。
本当でしょうか?
岸本歯科で行われている根管治療は従来から行われているもので最新の治療ではありません。
基本的なステップを着実にふみ、丁寧に治療を行えば顕微鏡を使わなくてもよい結果が得られるように思えます。
根尖病巣
上記写真1の症例は、歯の根の先に病巣が出来て、さらに根の先から歯肉を破り口の中に膿が出ている状態〈瘻孔、Fistel:フィステル〉でした。
患者さんには根管治療が必要であること、根管治療をしても奏功しなくて抜歯になる可能性があることを説明して、治療を行いました。
治療半年後のレントゲンを示します(写真2)。
根尖病巣治療2
根の先の病巣が小さくなっていることがわかります。
CTをとればもっとはっきりとわかると思いますが、経過をみるためのCTは被爆を増加させるだけなので撮影はしていません。

余談になりますが、当院ではインプラント治療のためにCTを撮影することが多いですが、普通のレントゲン(オルソパントモ)では根の先の病巣がはっきりしないのにもかかわらず(下写真3)
見えない根尖病巣

、CTではっきりわかることが多いのです(下写真4)。
根尖病巣CT写真

根管治療の成功率は考えられているより高くないのです。
アメリカでは根管治療は高額です。

アメリカの根管治療の専門医は術後にCTをとられるのを嫌がると聞いたことがあります。
高額な治療をしても治癒していないことがあるからです。
それゆえアメリカでは日本より抜歯が早く行われて、インプラントを埋入することが多いようです。

下記の写真5は16年前に治療した患者さんです。
16年前の根管治療1

上顎7番の根尖部に根尖病巣がみられます。
当時、根管治療で治るとは思いませんでしたが、抜歯するわけにもいかず、まずは根管治療を行いました。
16年間何事もおこらず、順調に経過しています(写真6)。
16年前の根管治療2

(2017年6月4日)

 

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