インプラント概論

No.39奥歯の骨の幅が水平的に細い場合

奥歯の骨の幅が水平的に細い場合

上顎の前歯にくらべてケースは少ないですが、奥歯の骨が細いときがあります。
一般的には骨移植で骨を太くしてからインプラント埋入することになります。
もちろん大変です。
痛いし、腫れるし、期間も長いし、費用もかかります。
うまくいかないこともあります。
私が患者だったら受けたくない治療です。
よって、岸本歯科では骨移植はおこないません。

細いドリルで数か所穴をあけて、穴と穴の間を薄いディスクでつなげていきます。
その後、穴をあけた部分に細いネジから少しずつ太いネジへと広げていきます。
骨が割れるように広がっていきます。
Bone expander kitといいます。

症例で説明します。
写真1は下顎奥歯のインプラント予定部位です。

骨が細い場合1

写真1

このレントゲンでは特にインプラント埋入に問題があるように思えません。

ところが、CTを撮影してみると、骨の横幅が少ないことがわかります(写真2)

骨が細い場合2

写真2

直径3mmの細いインプラントでシュミレーションしてみました。
もし、ドリルだけで直径3mmの穴を作ったら、骨がほとんどなくなってしまうことがわかります(写真3)

骨が細い場合のインプラント3

写真3

そこで、前述したように、骨の幅を広げて、インプラント埋入しました。
骨移植や人工骨を使わずにインプラント埋入が出来ました。
腫れや痛みはほとんどありませんでした(写真4)

骨が細い場合のインプラント4

写真4

3カ月後にはかぶせものがはいりました。
骨移植していたら、半年はかかるでしょう。
もちろんHAコーティングインプラントが有効であったことは言うまでもありません。
made in JapanのHAインプラントです。
早期にインプラント周囲に骨が再生したのです。
私は日本製のHAコーティングインプラントが大好きです。

2017年10月15日

 

Digiprove sealCopyright secured by Digiprove © 2017 shinjyuku Kishimoto-dc

関連記事

院長のインプラント概論

ページ上部へ戻る