インプラント概論

No.16第5回口腔インプラント専門医臨床技術向上講習会に参加して

平成22年7月17日、18日に東京歯科大学で、
「第5回口腔インプラント専門医臨床技術向上講習会」が開催されました。
講師には、
大阪歯科大学教授 諏訪文彦先生、
九州歯科大学口腔顎顔面外科学講座教授 高橋哲先生、
朝日大学歯学部口腔インプラント科教授 永原國央先生、
東京医科歯科大学インプラント・口腔再生医学分野教授 春日井昇平先生、
京都大学講師 イエテボリ大学医学部外科学研究所客員教授 坪井陽一先生、
日本大学松戸歯学部付属病院口腔インプラント科科長 加藤仁夫先生
というインプラント界のトップリーダーの先生方でした。

先生によって多少の意見に差があるものの、
①骨移植をされた骨は時間の経過とともに吸収されていく。
②上顎洞挙上術に骨移植は行わないでインプラントを埋入する方向である。
という見解だったと思います。

従来から岸本歯科医院ではなるべく骨移植は行わないでインプラントを植立してきました。
特に骨移植を伴わないソケットリフト法はお家芸?のようになっています。
今までの治療の方向性が正しいことが確信できた講演会でした。
ただ残念ながら治療方針にも流行というものがあります。
一時期行き過ぎた方向で治療がおこなわれることもあるような気がします。
冷静な判断のもとにインプラント治療を行っていきたいと思います。
(2010年7月30日)

 

 

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