インプラント概論
4.72018
No.44ジェネリック医薬品は使いません(インプラント治療では)
厚生労働省は医療費抑制のため、ジェネリック医薬品に誘導したいようです。
限られた医療財源なので仕方がないことだと思いますが、先発品とジェネリック医薬品が全く同等であると言い切れないように思います。
主成分は同じでも添加物が異なるとか、さらには薬害が発生した場合、責任の所在があいまいであるとの意見があります。
他科の先生方と話しても、ジェネリック医薬品の効き目が先発品に比べて効きが悪いと感じている先生が多いようです。
私自身もジェネリック医薬品は飲みません。
しかし、高い薬で長期間飲み続ける場合、安価なジェネリック医薬品も避けては通れません。
岸本歯科ではインプラント治療の際、ジェネリック医薬品は一切使いません。
表は当院で使用する局所麻酔薬や経口薬の一部を示しました。
先発品とジェネリック医薬品の薬価も記載しました。
ジェネリック医薬品のほうが安いのがわかります。
岸本歯科ではインプラント治療の料金には薬代も含まれていますので、高い先発品を使っても患者さんの負担はかわりません。
医療に経済性を優先させる気にならないのです。
一方では医療に直接関係しない部分、例えばホテルのようなロビーにするような投資もしたくないのです。
きらびやかな診療室で、インプラント治療にジェネリック医薬品を使っていたら違和感を覚えます。もちろん、保険治療で患者さんがジェネリック医薬品を希望する場合、処方します。
ジェネリック医薬品のCMをしている有名芸能人の方々は飲むのでしょうか。
(2018年4月8日)